はじめに
某オークションでYAMAHAのルータであるRTX3500を手に入れた.
今までYAMAHA RTX1210をメインで使用していたのでリプレースを行った.
RTX3500を自宅で導入する上で弊害となるのが,騒音である.というのも,仕様上ほぼフルスピードで回っているらしい[要出典].
そんな訳で,静音化を行った.
あと,最後におまけとしてzabbix6.0でSNMPを用いて監視をするためのテンプレートを置いている.
静音化の手順
静音化をご自身で行う場合は,自己責任でお願いします!
1. ファンを購入
もともと付いていたのは,SANYO DENKI製の40×40×20のPWM制御ファン「9GA0412P6H007」であった.
12V駆動,最大0.1Aの仕様であったので,最大電流がこれ以下の同サイズ12Vファンを探した.
そんなわけで,今回はNoctua製の「NF-A4×20 PWM」を購入した.
後述するが,コネクタに互換性がないので,コネクタ作成用の4pinファンケーブル延長ケーブル2本も購入した.
2. コネクタ作成
物が届いたらそのまま使用したいところだが,その前にコネクタ加工が必要である.
というのも,NoctuaのファンはPCによく使われる4pinケーブルなのだが,RTX3500側のコネクタは4pinのXHコネクタである.XHコネクタについてはこちらを参照.
今回は,Noctuaファンに加工するのは嫌だったため延長ケーブルを別途購入し,そちらを切断・圧着を行った.
コネクタは何でもいいが,ヨドバシをパーっとみて安かったainex製「CA-099A」を購入した.(予算があるなら,もう少し太い線のものの方が圧着しやすいかもしれない.)
これを切って,ピンアサインを間違えないように圧着した.
ピンアサインに関して,RTX1300の静音化などの記事でPWMの制御ピンとセンサ用のピンを一緒にしないとアラートが消えない等の記事を見たが,RTX3500に関しては,そのような現象はなかった.
これに関しては,そもそも回転数を読んでない説もある.[要検証]
3. 取り付け
ラックマウント用の耳を外して(あれば),ネジを外して蓋をあけ,既存のファンを取って差し替えるだけのカンタンなお仕事です.
取り付けると以下のような感じ.おしゃれな感じにできた.
静音化を終えて
show environment
コマンドで状態の確認を行うと以下の出力を得た.
動作音も全くわからないぐらいに静かになっており,数時間運用してみたが温度も正常な温度で一定になった.
静音化は成功し,今後,寝食を共にできそうである.
おまけ:zabbixで監視をした
もともとRTX1210の監視をしていたので,テンプレートを改変してRTX3500にも対応した.
テンプレートファイルや使い方はGithubを参照.
なお,lan4に関する項目を消すと,RTX1210にも使用できる.