YAMAHA RTX3500を静音化してみる

投稿日:April 27, 2024
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はじめに

某オークションでYAMAHAのルータであるRTX3500を手に入れた.
今までYAMAHA RTX1210をメインで使用していたのでリプレースを行った.
RTX3500を自宅で導入する上で弊害となるのが,騒音である.というのも,仕様上ほぼフルスピードで回っているらしい[要出典]
そんな訳で,静音化を行った.
あと,最後におまけとしてzabbix6.0でSNMPを用いて監視をするためのテンプレートを置いている.

静音化の手順

静音化をご自身で行う場合は,自己責任でお願いします!

1. ファンを購入

もともと付いていたのは,SANYO DENKI製の40×40×20のPWM制御ファン「9GA0412P6H007」であった.
12V駆動,最大0.1Aの仕様であったので,最大電流がこれ以下の同サイズ12Vファンを探した.
そんなわけで,今回はNoctua製の「NF-A4×20 PWM」を購入した.
後述するが,コネクタに互換性がないので,コネクタ作成用の4pinファンケーブル延長ケーブル2本も購入した.

noctua 1個2050円.それを2個なので4100円.学生にとってはリッチなファンである...

2. コネクタ作成

物が届いたらそのまま使用したいところだが,その前にコネクタ加工が必要である.
というのも,NoctuaのファンはPCによく使われる4pinケーブルなのだが,RTX3500側のコネクタは4pinのXHコネクタである.XHコネクタについてはこちらを参照.

今回は,Noctuaファンに加工するのは嫌だったため延長ケーブルを別途購入し,そちらを切断・圧着を行った. コネクタは何でもいいが,ヨドバシをパーっとみて安かったainex製「CA-099A」を購入した.(予算があるなら,もう少し太い線のものの方が圧着しやすいかもしれない.)
これを切って,ピンアサインを間違えないように圧着した.

ピンアサインに関して,RTX1300の静音化などの記事でPWMの制御ピンとセンサ用のピンを一緒にしないとアラートが消えない等の記事を見たが,RTX3500に関しては,そのような現象はなかった.
これに関しては,そもそも回転数を読んでない説もある.[要検証]

3. 取り付け

ラックマウント用の耳を外して(あれば),ネジを外して蓋をあけ,既存のファンを取って差し替えるだけのカンタンなお仕事です.
取り付けると以下のような感じ.おしゃれな感じにできた.

attached ケーブルが長いのと,圧着が下手なのは御愛嬌.

静音化を終えて

show environmentコマンドで状態の確認を行うと以下の出力を得た.

下から三行目,ファン0・ファン1ともにOKのステータスになっている.
動作音も全くわからないぐらいに静かになっており,数時間運用してみたが温度も正常な温度で一定になった.
静音化は成功し,今後,寝食を共にできそうである.

おまけ:zabbixで監視をした

もともとRTX1210の監視をしていたので,テンプレートを改変してRTX3500にも対応した.
テンプレートファイルや使い方はGithubを参照
なお,lan4に関する項目を消すと,RTX1210にも使用できる.